CD録音にのぞむ基本姿勢を熱く語ったインタビュー

皆様お元気でお過ごしのことと存じます。ベルリンでは記録的に寒かった10月が過ぎ、記録的に温かい11月になりました。10月にはセントラルヒーティングをガンガン焚いていましたが、このところほとんどスイッチを入れていません。最低気温で7度から10度くらいでしょうか。建物が、熱を逃がさないように作られていますので、室温は18度ほどあります。11月下旬だったら、普通は0度くらいまでいきます。

さて、「レコード芸術」09年12月号に、私がCD録音にのぞむ基本姿勢を熱く語ったインタビューが、掲載されました。日本の住んでいたころは毎月欠かさず購読していた雑誌ですので、この雑誌に私のインタビューが掲載されるということは、私にとって特別の意味があります。私の脱線ばかりしている話を、聴き手の山野雄大さんが、素晴らしい形にまとめてくださいました。どうもありがとうございました。

次のCDの編集が最終段階に入っています。明日も、録音技師のボリスと15時から18時まで、放送局のスタジオに詰めることになっています。編集というのは、自分の演奏のあらを探し、より良いテイクを膨大な量のテイクから探し出し置き換える作業で、大変な忍耐が必要です。より良いテイクがなくて、がっかりすることもあります。しかし、間違いなくものすごいCDになりますので、どうぞご期待ください。

ではまたお目にかかりましょう。