うわっ!こっ、こんなに巨大なヌテラ!!
メトロでこんなに巨大なヌテラを見つけました。
ヌテラをご存じない方は是非こちらをご覧ください。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%86%E3%83%A9 ヨーロッパではパンに塗るチョコレート系スプレッドの代名詞的存在で、大人にも子供にも圧倒的人気があります。ヨーロッパに住む日本人も、必ずハマります。日本にお土産で持っていくと「ドイツはさすがにパンの国、こんな素晴らしいパンの友があるんですね。」と喜ばれます。「ヌテラを塗ってらぁ」という有名な駄ジャレもございます(私が考えたのですが)。ディスカウントスーパーなどでは独自のヌテラPB商品を開発していますが、私が片っ端から食べ比べた範囲ではどれも本家ヌテラには遠くおよびません。
こともあろうか「一口すくってペロッと食べるのが好きです。」と教えてくれた知り合いがいまして、実践してみました。ダイナマイト!超弩級の至福!!
一般に売られているヌテラは、丁度手のひらに乗る瓶入り400グラムで1ユーロ70セントくらいでしょうか。しかしこの写真のは、後ろの看板に見えるEimer(アイマー)というのがドイツ語で"バケツ"という意味ですから、なんと「バケツ入り5キロで27ユーロ99セント」!これで26650カロリーあります。成人の日本人が一日に必要なカロリーを1800カロリーとすれば、これだけすくってペロッと食べていれば半月もつ計算になるではありませんか。
この撮影場所は、メトロという業者専用でものすごく広い売り場を誇るメガスーパーのベルリン店です。日本にもありますね。https://www.metro-cc.jp/servlet/PB/menu/-1_l29/index.html ドイツのメトロでは「業者のみ」が「自営業者も」と拡大解釈され、演奏家も給与所得以外にソロや室内楽等の事業所得があれば自営業者として登録カードを作ってもらえ、買い物ができるようになりました。5リットル缶入りのオリーブオイル、ディ・チェッコのパスタ3キロパック、冷凍グリーンピース3キロパック等はよく購入しますが、バケツ入り10キロのマヨネーズやケチャップに至ってはとても一般家庭では使いきれません。肉5キロ入りパックは小分けにしてラップに包んだ上で、自宅の冷凍専用庫に保存します。食料品だけではなくて、衣料品、電化製品まですべて揃います。
自宅からこのお店までは、愛用の18段ギア自転車で行きは風を切って15分、帰りはやたら荷物が重くてえっちらおっちら走ります。
ヌテラに話を戻しますが、いくら業務用かもしれなくても、このバケツ入りの5キロを一体どうやって消費するのでしょうか?バターを塗りハムやチーズを挟んだパンはパン屋やスタンドでよく売られていますが、ヌテラを塗りたくったパンというのが売られているのを見たことがありません。別の日にやはりここでこの巨大ヌテラを目撃して仰天した、素晴らしい私の共演ピアニスト小田井郁子さん(ちなみにやはりヌテラファン)曰く、「最初は良いけど最後の頃ナイフを使って中身を取るのが大変かも。」そう考えるとこの巨大ヌテラは冗談半分のウケ狙いでしょうか。今回は購入見送りましたが、自宅に飾っておけばそのインパクトは相当なものです。賞味期限は常温で1年以上先ですし、万が一過ぎてしまってもそう簡単に腐ったりする物ではありませんので、まあ何とかなるでしょう。
私の独断で、同じパンに塗るチョコレート系スプレッドで唯一ヌテラに肩を並べうるのは、スニッカーズ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA のスプレッド版だけです。ピーナッツクランチ入りピーナッツクリームとチョコレートクリームとカラメルの3者が織り成す妙味。以前愛用していたのですが最近お店でまったく見つかりませんで、困惑しております。ご存知の方、是非情報をお寄せください。
追伸
このブログのアップ前に、念のためメーカーの日本法人に掲載許可を頂くべく下書きをお送りしましたところ、大変好意的なお返事をいただきました。私もヌテラファンとして応援したいと思います。ヌテラのレシピ(日本)のサイト面白い!
「渡辺様
お世話になります。この度はお問い合わせいただきありがとうございました。
もちろん、5kgの商品は、『ウケ狙い』ではございません(笑)。業務用としては、クレープやピザ(ヌテラピザ)、ベーグルやドーナッツのトッピングなどパンに塗る以外にも使用されているようです。
今回、ヌテラをブログの題材にしていただいておりますので、関連のあるサイトをご紹介させていただきます。
ヌテラのレシピ(日本): http://nutella300.com/
海外、特にヨーロッパでは高いシェアを取っている商品ですが、日本ではまだまだ認知の低い商材です。今回のようにブログで取り上げていただくことで、徐々に認知も上がっていけばと思います。今後とも、よろしくお願いします。
日本フェレロ」