無題

ドイツで一番美味しい白ソーセージ

白ソーセージと言えばバイエルンの名物です。でも、今回の話題は、バイエルンの白ソーセージではないんです。 チェコと国境を接するドイツ・テューリンゲン州、ここには、伝統的にクリスマス・イヴと正月に食される、しかしながら1年中入手可能の、シュレー…

美しい桜の細密画

新年あけまして、おめでとうございます。皆様のご多幸を、心よりお祈り致しております。 今年もしっかり気合を入れてやって参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。 早速新春日本3公演、ご紹介させて頂きます。 ランチは完売しましたが、ディナー…

カマンベール・ドゥ・ノルマンディー

1年以上前の話で、恐縮です。 パリから来ている、ソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルクのフランス人首席ビオラ奏者のDupouy Jeanが、ビュッフェ形式のホテルの朝食でカマンベールを取らないので、「フランス人の朝食なのに、カマンベール無しっていうの…

演奏家冥利に尽きます

アメリカ合衆国からベルリン拙宅(一応外壁が白いので、白亜の城ということにしておきましょう。)に、郵便が届きました。中身が何なのかは、実はもうわかっているのです。ミゲール・デル・アギーラ作曲オーボエとピアノの為に書かれた「Summer Song」の、リニ…

鹿島の3つ星レストラン

私は2歳から8歳まで、茨城県鹿島町に住んでおりました。現在は鹿嶋市というのですが、私は「鹿島」の漢字の方が好きですね。1968年鹿島港の開港と同時に、私の父親が勤めていた住友金属和歌山製鉄所から、原野と言っても過言ではなかった当時のこの町に、何…

私の心の歌

ドイツの名門プロフィルから、オーボエのオリジナル作品を集めたシリーズ3枚目のCDポエムが、発売になりました。日本のキングインターナショナルが輸入し、日本語解説書を製作そして封入し、先日もうお店に並んでいました。こんな顔をしています。 ちなみに…

パンドラの缶詰

缶詰のミートソースは、庶民の味、軽食風味と申しますか、あれはあれで私は好きです。スパゲッティ―を茹であれをかけるだけで、そう当たりもはずれもなく、喫茶店のスパゲッティ―ミートソースの味が楽しめます。 ドイツのスーパーにも、缶詰のミートソース…

なんと箱買いで1ダース

先日3月30日に、日本フィルハーモニー交響楽団と、モーツァルトのオーボエ協奏曲を演奏致しました。指揮は何と宮本文昭さん。はるか昔に私がコンクールで失敗しベソをかいた際、そのコンクールの審査委員だった宮本さんの、「悔しかったらドイツに勉強にお…

この器一杯のラーメンを食べてみたい

この白い器一杯のラーメンを食べてみたい、なんて思ってしまいました。これだけ大量に頂くなら、さっぱり系の塩ラーメンか醤油ラーメンでしょうか?チャーシューやお野菜も大切ですが、やはり肝心の麺が美味しいラーメンがいいですね。 ラーメンって、本当…

甘海老クリーム

1998年、私にとりましてベルリンドイツオペラ最初のシーズンの終わりに、演奏旅行でスウェーデンに参りました。 その際に、パンに塗るチューブ入りたらこバターが気に入り、そればかり頂いていました。何年か前に再びスウェーデンを訪れる機会があり、また…

移動中の完璧なドイツ食

毎週同じ場所でコンサートをお聞きいただくわけには参りませんから、演奏旅行は演奏家にとって宿命です。演奏旅行中に体調をベストに保つのも仕事のうちであるのに、早朝から列車で移動、到着後もゆっくり食事の時間が取れないことが多く、可能な時に一生懸…

半熟茹で卵

ルクセンブルクの私達の滞在先、パークプラザホテルの、卵茹で機です。 金属の取っ手を持ち上げ、卵が丁度おさまる形になっている網に生卵を入れ、そのままお湯に入れます。茹で上がると、手前の白い卵立てに立てたまま、食事用ナイフの握り部分でコンコン…

またもやビンゴー!

前回7月6日のビンゴに続いて2か月後の9月5日成田空港某航空会社チェックインカウンター、またもやビンゴが出ました。預け荷物が制限30kgピッタリです。 はしゃいでまた写真を撮っていましたら、隣のカウンターのお姉さんが、 「この間も30kg丁…

私の朝食

早朝5:15、ルクセンブルク・パークプラザホテルの私の部屋に明かりが灯ります。シャワーも浴びずに、楽器、楽譜、メトロノーム、水筒を昨夜詰めたリュックサックを持ち、別棟にあるバンケットルームに向かいます。この別棟が5:30にならないと開かな…

あ、私もこれ欲しい!

6月25日、ソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク演奏旅行の、バス車中のスナップです。この日は、このオーケストラの誕生日1989年7月1日に最初のコンサートが開かれた、南ドイツのオットーボイレンに、向かっていました。晩にコンサートですか…

ビンゴー!

ドイツの日本人相手の旅行会社では、日本では買うことのできない「里帰り便」というドイツ発日本までの往復航空券を、入手できます。同じ航空会社のホームページで買うと預ける荷物は23kgまでですが、故郷まで往復する日本人のニーズに応えて旅行会社が…

練習のいろいろ

『朝練』 もともと中学や高校部活動の学校始業前にする練習を指しますが、広義には朝早起きしてする練習と捉えられます。体、脳、神経ともに新鮮で最も効率が上がる時間帯ですから、多くの大演奏家が実践してきました。 『夜練』 一般家屋では、周囲のご理…

私にとってかけがえのない音楽の栄養

私は今、ソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルクについて長編の原稿を書いています。書き上げて、今回の産経新聞のコラム「ベルリン音楽旅行」と併せて当ブログにてご紹介させて頂こうと、思っていました。内容的に重なるからです。ところが書きたいこと…

遠く離れて愛する故郷

今回の東日本巨大地震・津波災害でお亡くなりになられた方々と被災された皆様に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。 遠く離れて愛する故郷の、目を覆うばかりの惨状に、呆然とするのみで言葉もございません。東北方面の親戚宅で壁や瓦が崩れたり、食…

よく響く高~い天井

まず今回の産経新聞の私のコラム「渡辺克也のベルリン音楽旅行」 です。 掲載された直後に、こんなコンサートの依頼が舞い込んできました。 2月23日19時 ベルリン博物館島(ベルリン中心部の中州です。)の旧博物館 古代ギリシャのアンティークコレク…

オーケストラの中で演奏できて本当に幸せ

2010年最後の仕事は、ベルリンのすぐお隣の町ポツダムでのジルヴェスター・コンサートで、ベートーヴェンの7番のシンフォニーとシューマンの2番のシンフォニーというプログラムでした。シューマンの2番というのは大好きな曲の一つで、「オーケストラ…

うわっ!こっ、こんなに巨大なお醤油!!

近所のアジアショップで発見しました。これだけあれば10年はもつでしょうか?「醤油の力」、ヨーロッパに居りますと益々その調味料としての素晴らしさを実感いたします。 アジアショップ無しの外国生活というのは、まず考えられません。日本食無しで過ごし…

雁屋哲さんから寄せられたご質問

今週は旧知の指揮者ミハイル・ユロウスキーの御指名でシュトゥットゥガルトに来ていますので、ホテルの部屋でアップです。この地では、数少ないドイツグルメの一つでもある名物マウルタッシェンをはずす訳には参りません。一週間、毎昼頂いています。初めて…

産経新聞のコラム連載開始

何と私如きが書いた「渡辺克也のベルリン音楽旅行」というコラムが、10月から産経新聞の大阪版毎月第3火曜日夕刊、東京版毎月最終日曜日朝刊に、掲載されています。市立南浦和中学校時代に、太宰治に読み耽り自分でも小説のようなものを書いてみまして、…

おばあちゃんの内閣総理大臣表彰

私の母方の祖母、羽島いくさんが100歳になりました。 要介護とはいえ、100歳の長寿はとってもとってもおめでたい話ではありませんか!医学の進歩、人類の進歩。本人と周りの踏ん張り頑張り。介護施設の素晴らしいスタッフの方々にも、感謝感謝。 この…

嵐を呼ぶコンサート

今ソリスツユーロピアンズルクセンブルクが絶好調です。 体制を一新して音楽関係者を唸らせた2010年/2011年のシーズンの締めくくりの7月10日に、毎年恒例のヴィルツ野外コンサートがありました。 今回は、ソリストにモデルでもあるヴァイオリニ…

うわっ!こっ、こんなに巨大なヌテラ!!

メトロでこんなに巨大なヌテラを見つけました。 ヌテラをご存じない方は是非こちらをご覧ください。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%86%E3%83%A9 ヨーロッパではパンに塗るチョコレート系スプレッドの代名詞的存在で、大人にも子供にも圧倒的…

阿鼻叫喚!

殆ど賞味期限切れのような話ですが、アイスランドの火山灰騒動にちなんだ前回のブログ「飛行機雲のないひたすら真っ青な空 」の続きです。今回は長いです。 日本へ出発の前日4月19日、ルクセンブルクのホテルのブランケットホール(いつも鍵が開いている…

飛行機雲のないひたすら真っ青な空

ヨーロッパの空から飛行機雲がなくなりました。 火山灰がジェットエンジンに入ると、エンジンの熱で溶けてベトベトになりエンジンを止めてしまう・・・よってドイツをはじめヨーロッパ中の殆どの空港が閉鎖され、上空を飛ぶことも禁止されました。飛行機で期…

真に安らぎの時間

正味12日間の日本滞在が迫ってきました。http://www.katsuyawatanabe.com/jp/schedule.html 4月19日にソリスツユーロピアンズ・ルクセンブルクのコンサートがあり、翌朝気合の5時15分発一番列車でフランクフルトに向かい、日本に飛びます。 私は、…