クレメンスが私とイケメンオーケストラのために書いてくれた曲

ベルリンでは、温かい11月に引き続き、不気味なくらい12月らしくない12月になりました。こちらはそれでもクリスマスの準備一色です。ドイツ人にとってクリスマスは、本当に大切な行事なんですね。日本のおしつまった12月も、またいいですよねえ。ドイツ生活18年の私にとっては記憶の中だけになってしまいましたが。。。コタツで甘酒頂いて。石焼き芋も外せません。今日、日本の知り合いからベルリンまで大量のお餅が郵送されて来て、日本の年の瀬に思いを馳せました。

友人のクレメンスが、私のオーボエを聞いて、彼が主宰するイケメンオーケストラと私のオーボエソロのために、SCHLOß BABELSBERG「バーベルスベルク城」という曲を作曲してくれました。彼はポピュラー音楽で活躍していて、最近は若い男性ばかりを集めて、イケメンオーケストラを結成したのです。冒険が過ぎると周囲からは猛反対され、初コンサート当日も直前まで、ホールから、チケットの売り上げが悪いのでキャンセルするように説得されていました。ところが開演1時間前から当日券を求めるお客さんで窓口がパンク状態になり、入りは堂々90%、内容的にもお客さん完全熱狂状態でした。当日は私も「バーベルスベルク城」を演奏致しましたので、終演後彼に「苦悩を経て最後に勝利を勝ち取った今日のおまえは、ベートーベンの交響曲第5番そのものだ。」と、祝福してやりました。

ここをクリックして聞いてみてください。まだ新しい曲なのでカウントはあまり多くないですが、画面右側中ほどで聴けます。   http://www.myspace.com/dasorchester

いかがでしょう。ドイツのポピュラーは一味違いませんか?クラッシックでもそうですが、本当に和声が大切にされる国なんですねえ。

また次回、お楽しみに!