半熟茹で卵

   ルクセンブルクの私達の滞在先、パークプラザホテルの、卵茹で機です。
 
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   金属の取っ手を持ち上げ、卵が丁度おさまる形になっている網に生卵を入れ、そのままお湯に入れます。茹で上がると、手前の白い卵立てに立てたまま、食事用ナイフの握り部分でコンコンとやって割るか、上から1センチくらいを水平にナイフで切り取り、そこからスプーンですくって頂くのが、一般的です。テーブルでゴンゴンとやって割ると、ボーイさんが来てしまうかもしれませんね。
 
   ドイツのホテルの朝食で出てくる茹で卵は、安全上既にしっかり茹でてあり、消しゴムくらい頑丈にかた茹でにしてあることもあります。ここのは、自分の好みのかたさに茹でることが出来ますので、嬉しいです。もっとも、半熟のつもりでいても、仲間との話が楽しく、アッと思った時には既に遅し、ということがほとんどですが・・・。
 
   ドイツに留学したばかりで、ドイツ語もあまり上手く話せずめげることが多かった頃、半熟茹で卵にお醤油をポタリポタリで、本当に救われました。
 
   実は、私は茹で卵よりも目玉焼きの方が好きです。ドイツ語では、「シュピーゲルアイ」と言います。半熟の黄身が、鏡(シュピーゲル)のように光り輝くからなんだそうです。カツヤ風目玉焼きは、テフロン加工などのフライパンに油もひかず、塩も胡椒も振りかけません。カリカリの白身底面と、半熟の黄身の淡い塩味を、一口でパクリと頂き楽しみます。ニワトリさんが、半熟目玉焼きに合わせて絶妙の塩加減で産んでくれましたので、この際余計な味付けは不要なのです。
 
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